ここに見える黒い物体は赤鉄鉱だ。即ちヘマタイトである。左下に少し見えるが赤鉄鉱が薄い束状になり収束している。
俗に鉄のバラなどとも呼ばれている。(鉄のバラはここを参照)
更に水晶をよく見たらば刃物で切ったような切れ目が限りなく見えるであろう。これは雲母のような薄い状態になった赤鉄鉱が
侵食した部分である。これも俗にグロース・インターフェレンスなどと呼ばれている。
早い話が傷だらけの水晶と言ったらいいのかもしれない。

水晶の切れ目に残った赤鉄鉱の切れ端をきれいに取り除いたら、水晶の姿も美しくなると思われるが、ここは自然のままの姿を
大事にしたい。それにしても、こういう姿は赤鉄鉱と水晶が同時に出来たのか、水晶が出来た後に赤鉄鉱が切り込んできたのか
よく分からないが、実に面白い形態になったものだ。

中国産  石幅15cm


kyou1.jpg

kyou2.jpg

kyou3.jpg

その1

その2

その3